すべりこみアウト。 8すべりこみアウト。8 すべりこみアウト。7へ <ワンチャンス> ただの一度この今だけ。 この一度だけの最後のチャンス。 これを逃したらもう二度と 元には戻れないという。 その瞬間を目前に 夢はあっけなく消えてしまう。 <夢> 熱の最中に夢をみる。 見知らぬ君と逃避行。 誰にも追われていないのに ナゼか急がなくてはいけない気持ち。 夢が覚めた瞬間にわかる。 覚める前に二人で見たかった場所があったと。 <酔い> 酔いは私をどこかに連れてく。 酔いは私を裸にする。 酔いは私をどこかに連れてく振りして私を引き出す。 酔いは私自身。 酔いは私の鍵を開ける。 酔いは良い。 <音のセラピー> 音がクイッと入ってくる。 ある場所。 そこは僕も知らない場所だった。 ツンツンと突付かれ 凝り固まってたそこがホロホロとほぐれる。 ほぐれたシルシに涙がホロリ。 ぼくは涙に気付かないフリ。 いつでもそうしてきたように。 自然に乾くのをいつまでも待ってる。 <再会> やっと会えたあなたはもうほんの少しの間にも変わっていた。 一見あの頃みたいなあなただけど。 いつもみたいにおしゃべりしたりバカやったりできるけど。 もうあの頃のあなたとは確実に違うあなたがここにいる。 あなたに会えてうれしかった。 今度会うときも今日とはまた違うあなた。 もう会わないとは思えない。 もう会えないとは思わない。 <イライラ> イライラは募る。 時間に追われてるからと思っていたけど。 何もない今夜。 やはりイライラは募る。 このイライラは一体どこからやってくるのだろう。 ずっとずっと僕の中で自家生産しているのだろうか。 何を原料にして? 何かそれを中和するイイモノはないかな。 苦しくてかなわない。 イライラは伝染する。 <接近> あそこに近づけそうな気がする今日は。 このメロディに触発されて僕の何かがちりんと鳴る。 そこに出来るだけ近づいていたい。 近づいたままこの世界を生きていたい。 あそこにすっかり入ってしまうとどうしようもなく甘すぎるから。 ここにいながらにして出来るだけあの空気に触れていたい。 <コントロール> 自分の体なのにコントロールが出来なくなって 仕方なくクスリに頼る日々。 クスリにコントロールされてる自分が不甲斐ない。 でも困ったとき、いろんな人やモノに助けられて生きてるように 今は「クスリ」に十分助けられて快適に過ごせてると思えば。 そしてそれは健康な体に戻るために必要な一つのステップと考えると ヘンに頼りすぎたり、落ち込んだりしなくてすむ。 いつかはひとり立ちするかんね!クスリさん。ってな感じか。 <小さな恋路> 今日は来てるかな。・・・・・・・・来てない。 今日は会えるかな。・・・・・・・・・いない。 明日こそは。 その次こそは。 いつかは会える。いつの日か。 幼い心が待ちぼうけ。 <痒い> お昼を過ぎるとそいつは姿を現し始める。 最初は大人しく一つ二つ。 何かに熱中していたら気がつかないほどだ。 それが夕方が近づくにつれじわりじわりと触手を伸ばす。 カリッ。 ポリッ。 かりぽりかりぽりかりぽり。 か・・・・・・かゆ・・・・かっゆ~~~~~~~~~~~いぃ!!! 痒い痒い痒い痒い痒い痒い!!!!!!!!!!!!!!!! これが明日の朝まで続く。 <ココナツ味> ココナツ味がどうしても好きになれない。 今もココナツ風味のグリーンカレー味スナックを食べてる。 でもひたすら辛い方に気持ちを向けて ココナツ味から気を逸らしてる。 ベトナムのフォーも好きなのに、ココナツ味が邪魔してる。 好きなのに、一緒になれない恋人同志のようだ。 |